どうも。この季節は背中が乾燥する、酸素です。
お絵描きに分析は付き物。今回は太腿を自分なりに分析していこうと思います。
遂にこのブログ初の『考える』回です。いつもよりもマニアックさ2割増し、気持ち悪さ3割増しでお届けします。
お絵描き民の方じゃなくても楽しめるよう善処はしますが、あまり期待はしないでくださいな。
それではれっつごー。
導入
さて皆さん。早速ですが、頭部を除く好きな身体の部位とかってありますか?(???)
初手からおたくワールド全開でいかせていただきますが、私は何といっても太腿が好きです。大事なことなのでもう一度。
太腿が好きです。
素晴らしいですよね。太腿。腰からお尻を通って太腿へ流れ、そのままふくらはぎへのラインとか控えめに言って大好きなんですよね。でもこれだけの部位を一気に分析すると大変なことになるので今回は太腿だけです。そう残念がらずとも、いずれまた気が向いたらやります(誰も頼んでない)。フェチズムなんぞ、深掘りすればするほど深淵ですが、私はあえてやります。星と深淵を目指せ。
こんなことする理由ですが、単純な話、私太腿大好きなのに太腿描けないんですよね。(?)難しいんですよ。感覚で描けるもんじゃありません。私の太腿に対する情熱は感覚で描いて表現できる域を超えています。ていうか普通に股関節の動きとか奥行が分からない問題もありますがそれは別件です。練習します…。
世の中には特に真面目に分析とかしなくてもさらさらなんでも描けちゃう天才がいますが、生憎酸素の一族は両親共に画伯一家です。勿論私も然りなので才能は皆無どころかマイナスです。なんとかラクガキを続けて今のレベルです。泣きそう。
才能のない民がなんとか生き抜くためには努力するしかありません。悲しきことかな、でもこれは命運です。致し方ない。
さて、努力の方向性ですが、勿論ひたすら模写するのも大事だとは思います。ただ私は感覚で覚えるまでに時間がかかる、つくづくお絵描きに向いてない人間です。とはいえ最終的には感覚で描けた方が後々便利です。ならばどうするか。個人的な答えとしては、基礎をガチガチに固めるしかない。です。
おそらく順当にいけば上手い人のイラストを部分的に模写してみるとか、写真トレースしてみるとか、なんかそんな感じだとは思うのですが、もっと根本から学びたい。と思ってしまうんですよね。絵を描くことに対するおたく心ですね。ゆっくり遠回りしながら心ゆくまで分析しようと思います。
とはいえ私は基本めんどくさがりなので、一部は「こんな感じがいい!」みたいなノリで適当に流すかもしれないです。でもいつもよか多少理屈っぽくなる…やもしれない、です。理論武装できるほど私の頭は強くない。どこぞのすべてを理論武装で否定してくる書記官とはわけが違います。
とにかく、やれるだけのことはやってみましょう。
好きポイントをまとめる
一口に「太腿分析するぞ!」と言っても、「こういう太腿の、ここが好き!」という確固たる意志に沿って分析したほうが有益、かつ理想の太腿に近づきます。なので先に方針を決めるという意味で太腿の好きポイントをまとめていきましょう。
大真面目なこと言ってますが要は「太腿について語るぞ!」っていう宣言です。ヨシ!
まずは全然具体的じゃないおそろしくふわっとした太腿が好きな理由を述べていきましょう。
- むっちり
- すべすべ
- ふわふわ
- ほわほわ
- やわやわ
- もちもち
- さらさら
はい。びびるほど語彙力がないですね。全部4文字。
これらのとりとめのない擬音たちをいい感じにまとめて文章にすると、
触り心地がよくて、ほどよくむっちりもちもちとした弾力が感じられる、柔らかくふわふわなところが好き、という感じでしょうか。太腿の魅力はこんな短文で言い表せるものではありませんが先に進めなくなるので今回はこのくらいで勘弁してやります(?)。
さて、そうしたら太腿のどういったところがこの要素を作り出しているかを考えます。今回は、
- 触り心地がいい
- 弾力が感じられる
- 柔らかさ
の3つに分けようと思います。
触り心地がいい
これは線というより主に色塗りの方が関係してきそうですね。
私はさらさらすべすべといった触り心地の太腿が好きなので、そうなってくるとあまりハイライトは入れないほうがいいかもしれません。
理由としては、ハイライトを入れると光沢感がはいってしまうからです。さらさらすべすべという感触はどちらかというとマットな質感だと思うので、ハイライトをしっかり入れる必要はなさそうです。
ちなみにですが、ハイライトをしっかり入れた太腿は、よりむっちりむちむちとした質感が得られるかなと思います。えっちな絵とか、女の子の絵なんかはこういうタイプが多い気がしますね。いわゆるギャルゲっぽさというか。
試しにやってみるとこんな感じ。
どうでしょう?結構印象変わりませんか?あと今回は茶色で影入れましたが、太腿の影はもう少しオレンジっぽい方が柔らかそうに見えます。なんで茶色で影入れたんでしょうね(こっちが聞きたい)。
とはいえ、それなりに太腿の塗りについて語りはしましたが、
推しの生太腿なんて描くことそうそうないですけどね!!大体布に覆われてらぁ!!
弾力が感じられる
これは線画かな?と思います。塗りで弾力を表現しちゃうと、ギャルゲっぽい感じになってしまうので…。好みではないんですよね…。
ではどうすれば太腿特有のあのむっちりとした弾力を線画で表現できるか。これは筋肉の研究が必要だと思います。
太腿ってただの棒じゃなくて、ちゃんと筋肉の凹凸があるんですよね。当たり前っちゃぁ当たり前ですけど。なのでどこからはじまってるどの筋肉がここにあるから、ここはちょっと出っ張る、とか、ここに筋ができる、とか、曲げるとここが膨らむとか、そういうのをいい塩梅で取り込めればむっちり感を拾えると思うんですよね。
この辺は後で詳しくやりましょう。
やぁ、にしても筋肉の付き方とかは個人的にかなり沼ポイント高いので、今から楽しみですね…。楽しいんですよ…。美術解剖学…。へへへ…。
柔らかさ
これは塗りも線も必要になってくるかなと思います。順に説明していきましょうか。
まず塗りですが、大切なのは赤みかなと思います。赤みがあるのとないのとじゃ、結構仕上がりが変わってきます。ついでに手触りもよさそうな感じになります。
見たほうが早いと思うのでこちらも。
どうでしょう?右の方が柔らかそうじゃありませんか?持論なので、「そんなことなくね?」と思われそうな気もしますが、私はそう思うんです(投げやり)。
そして線ですが、これは先ほどむっちり感を拾うために必要と書いた、筋肉の付き方と、太腿の筋肉および脂肪の動きの表現が大事になってくるんじゃないかな、と思います。
筋肉がわかっていないとそもそも造形ができないので、筋肉の知識は必須だとして、つぶれたときの表現ですが、これはいい感じに溶けた雪見大福をイメージしていただければわかりやすいと思います(?)。
雪見大福ってもちもちで柔らかそうな見た目してて、実際そうじゃないですか。これってどうして一目で柔らかそうだとわかるのか考えると、色々あるとは思うんですが、おもちの動き、太腿で言うなら筋肉と脂肪の動きだと思うんです。重力の感じ方…と言ってもいいですね。
例えば雪見大福の上の部分をつまんで持ち上げたら、下に垂れ下がりますよね?そのあとお皿に置くとぺたりと台形、もしくは半球のような形になると思います。
このような形の変化が柔らかそうと思う要因として作用してくるのでは、と思うわけです。
考えてみてください。膝枕をしてもらったとして、頭の下の太腿が一切動かなかったとしたら?その太腿絶対固いじゃないですか。木?丸太?丸太かな?ってなりません???
反対に、膝枕してもらったら、頭の下の太腿が程よくふに…と沈み込み、視界の端には座ったことによってつぶれた太腿が見える…。なんて状況だったら?控えめに言って最高じゃないですか。だってマシュマロクラスに柔こいんですよ?もはや触覚と視覚に収まらない最高さを感じられますよ。なんかいい匂いしそうじゃないですか。最早。
つまるところそういうことですよ!太腿最高!!!(?)
筋肉と骨
それでは最初に筋肉の骨について学んでいきましょう。土台ですからね。基礎大事。
ひとまず図を描いてみました。
調べながら描きましたが、もしかしたら間違えてるかも…。許してください…。
とにかく、筋肉は大体こんな感じでついています。
それぞれの筋肉の働きは下のサイトが分かりやすいと思いますので見てみて下さい。
筋肉を覚えよう | 全身の筋肉の作用と役割を解説します。 (muscle-guide.info)
さて、ひとしきり情報は集めましたが、これ全部反映させちゃうと太腿がムッキムキになっちゃいます。バキかな?ってなっちゃいます。
なので、アウトラインが目立つ筋肉をピックアップしていきましょう。
大腿直筋、外側広筋辺りはシルエットにかかわってきそうですね。それと縫工筋の流れは内側の筋(?)に関わりそう…。な気がします。
経験値が低すぎて生かしきれない感があるのですが、きっといずれ役に立つはず…。たぶん…。
画像の観察
続いて写真や神絵師のイラストを観察してみます。
まずは写真。最近TLにミニスカメイド服を着た推し(男)のコスプレをしてる方を見つけて大発狂したので、その写真を(合法的に)太腿を観察しようと思います。
観察して描いたものがこちら。
正しいのかはわかりませんが私なりに色々書いてみました。それっぽいこと書けてるんじゃないでしょうか。
次はイラストですね。色々見て気付いたことなんですが、
写真のときとほぼ変わらん。
や、結構真面目に色々見たんですよ?でもほんとにまんま写真のときに描き込んだことなんですよ。観察力が足りないのかな…。
でもまぁ、観察はこんなもんでいいんじゃないでしょうか…。無念…。もう少し目が肥えてからまた観察したら別の答えが見つかるのかな…。とにもかくにも経験値が足りませんね…。がんばろ…。
まとめ
ひとまず、今回色々観察してみてわかったことをまとめると、
- 太腿は全体的に見ると内側に反ってる
- 内腿は縫工筋を境に膨らみ方に変化がでる
- 外腿は大腿筋膜張筋と外側広筋の間に凹みができる
あたりを意識して描くといい感じになるんじゃないかな。と思いました。
塗りに関しては、まぁ正直生太腿なんて描くことそうそうないし、いったん置いといてもいいような気がしますが、ハイライトと赤みを気にすれば大丈夫かなと思います。
さて、初の試み、『考える』でしたが、いかがでしたでしょうか?
役に立つ…のか?これ…。いや、役に立つはず。少なくとも今の私には。絵描きの道のりは険しいですからね。一歩一歩少しづつでもいいから進んでいきましょう…。
もしよかったらこれを機に、太腿を観察してみて下さい…。太腿は本当に素晴らしいので…。どのくらい素晴らしいかというと可動式フィギュアのノリで太腿を根元からもぎって「あ~、いい太腿ですね~…。」って言った後、すっ…て返したくなるくらいには素晴らしいので…(?)。あ、グロいのは嫌いなんで、あくまで可動式フィギュアのノリで、ですよ?…どうでもいいですね。この話を友人にすると9割「意味が分からない」と言われます。分かれよ!!(?)
それでは今回はこの辺で。
ではでは~。